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数学科の学習でめざすもの

数学科の学習でめざすもの

数学科の学習でめざすもの

本質を理解して、真の学力を獲得する

数学科では、中高6年間、さらに大学での学びをも見通した長期的な視野で、日々の授業を構成しています。授業を通して、数学に対する興味関心を深めるとともに、事象の本質をとらえ、数学の世界を豊かに広げることをめざしています。

数学の学習を進める上で「問題が解けるようになりたい、解ければ気持ちいい」と思うのは自然なことです。しかし、私たちは「問題が解けるようになること」自体を教科の目標とはしません。そのため、例えば大学受験にとらわれた先取り学習は行いません。先取り学習でたくさんの問題が解けるようになることが、真の学力であるとは考えていないのです。決してパターン学習には終始せず、事象の本質にせまる活動を重要視しています。

本校では中学数学の内容を代数(数量分野)と幾何(図形分野)に分けています。代数では、文字を活用しながら数や式の構造・概念を体感し、数学の世界が無限に広がることを学びます。幾何では、作図や模型作りも交えて、図形の中にひそむ性質を発見していきます。また、すでに明らかなことだけを論拠とし、論理の体系を作りあげる「証明」という手法も、幾何を通して学びます。証明は数学だけでなく、論理的に考えること全ての基本になります。

授業では、生徒が発表する時間を特に大切にしています。自分の頭で考え、それを級友に分かるように表現することを繰り返し行います。すると、ただ「問題が解けて楽しい、気持ちいい」と思う先に、「こんな解き方もあったのか」「この問題の背景にはこんなことが隠れていたのか」「ということは、さらにこんなことも言えるのではないか」といった新しい学びの地平線が見えてきます。真の学力はその先にあると、私たちは考えているのです。

数学は言葉や文化の壁をこえ、何千年にもわたり人類が継承してきた知の財産です。私たちは、みなさんが数学を通して、人生を豊かにする真の学力を獲得することを願っています。単に難しいことを知ろうとするだけでなく、まず自分の頭で考えること、それを支える旺盛な知的好奇心を持って本校の門をたたいて下さい。算数の入試問題も、知識量だけで優劣がつかないよう毎年工夫しているつもりです。みなさんが本校の授業で豊かな創造性を発揮し、ともに学びあえることを楽しみにしています。

中1の授業内容の例

中学1年では、いままでの算数で学んだことを見直しながら、文字や記号を使って考えを簡潔に表現したり伝えあったりして、数や図形の性質を調べたり深めたりしていきます。例えば整数について、「3・4・6」という3つの数は、これらのどの2つを選んでも、2つの数の差が、2つの数の最大公約数に一致しています。このことが言える3つの数として、他に「2・3・4」「9・10・12」などがありますが、これらを見つける何か確実な方法はあるでしょうか。また、4つの数で同じことが言えるものは見つかるでしょうか。

中1の授業内容の例