SSHからのお知らせ
生物科SSH講演会「光で記憶を書き換えるー最新の脳神経科学で解き明かす記憶と感情のしくみー」を実施しました
2023年11月23日 更新
11/21(火)、本校50期卒業生の奥山輝大先生(東京大学定量生命科学研究所 准教授)をお招きして、生物科SSH講演会「光で記憶を書き換える ー最新の脳神経科学で解き明かす記憶と感情のしくみー」を実施しました。中1から高3まで70名近くの生徒が集まり、オプトジェネティクス(光遺伝学)における最新の研究成果や、奥山先生が所属されていたマサチューセッツ工科大学ピカウー研究所でのエピソード、AIと脳神経科学の未来などについて、ユーモアも交えながら楽しくご講演いただきました。
生徒の感想(抜粋)
・特定の神経細胞に光などの刺激を与えるだけで、実験体の意識とは関係なく行動を起こさせることができるというのは、とても面白くて興味深く、聴いていて飽きなかった。(中1)
・未来映画のような内容で、実際にこれらのことが研究され、実用化されようとしているとは信じられないようなことばかりだった。(中2)
・神経科学の面白さに気づかされました。今までフワッとしたイメージしかなかった”AIが人を上回る”ということが、現実的な問題としてとらえられるようになりました。(中2)
・脳の活動をみる解像度が高くなり、その活動を細かくコントロールできるようになったこと自体がかなり興味深かったです。(中3)
・本当に本当に面白かったです!!光で細胞を刺激するお話も、今後についてのお話も興味深すぎて感動でした。(高1)
・遺伝子によって考え方が決まっているというのはかなり衝撃だったし、遺伝子を読み取れてしまうのは便利である一方、怖いとも思った。言葉を出さなくとも思考を表示させて、意思疎通できるような時代がくるかもしれないなと思った。(高1)