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本校19期OB松浦克美先生の生物特別授業を実施しました
2023年3月7日 更新
3月1日、東京都立大学名誉教授 松浦克美先生(本校19期OB)を講師にお招きし、高2生命科学選択生徒を対象にした生物特別授業「温泉微生物マットの観察を通して生命の進化とエネルギー変換の関係を考える」を実施しました。松浦先生は長年、長野県安曇野市の中房温泉にある温泉微生物のご研究をされています。今回の授業では、松浦先生が今回の授業のために採取してきてくださったカラフルな温泉微生物マットを実際に観察しながら、生命の初期進化とエネルギー変換の変遷について考察しました。松浦先生の授業スタイルでもある、生徒の疑問・質問を中心に構成する授業を一目見ようと、他校の先生方や教育関係者のみなさまも見学にいらっしゃいました。
〜生徒の感想より〜
・最初の生命のことを温泉の微生物マットから考えることができるのが面白いと感じた。温泉は原始からあるので、光合成のできなかった生物にとって重要なエネルギー供給源だったのだろうと思った。逆に、光合成ができるようになったことで生物が温泉から離れられたことが分かった。
・長野という近い場所で、温度の違いが進化の流れにそのまま当てはまるのを観察できるのはすごいと思った。
・色の違いが、光のエネルギーをどう使えるかに起因するということで、それができない場合には硫化水素から高エネルギーの電子をもらうということに驚いた。