学校のようす
【高校1年体育 水難防止講習会の開催】
2025年7月17日 更新
7月16日(水)に水難防止講習会を開催しました。 水難学会理事で長岡技術科学大学教授の斎藤英俊先生をお招きして、ご講義をいただきました。 本来であればプールで実施する予定でしたが、悪天候のため教室で講義をしました。 映像や画像などふんだんに取り入れてくださり、また直近の水難のニュースなどを交えながらの講義でした。 人の命に直結する内容であるので、生徒は真剣に聞いておりました。
以下は生徒の振り返りの一部です。
・やっぱり人が溺れているところを自分が飛び込んで助けるのは危険だとわかった。海や川の恐ろしさを改めて実感した。大の大人でも命が奪われてしまう可能性があると分かって、とても怖かった。また、溺れかけている映像を見て、その中で周りの人が気づかずに話しているのを見て案外気づかないのかなと思った。
・秒速5メートルを超える戻り流れというものがあると初めて知った。30メートル近く押し寄せ、一気に海に戻っていく流れの恐ろしさが映像で実感できた。また、安全に思えるプールであっても、遠くはつぶれて見えなくなるとを知って驚いた。静かに沈んでしまい、気付いてもらえないこともよくあると分かり、死亡事故は他人事ではないと感じた。
・自分は今まで水難事故に対して、パニックになって無理に動こうとしてしまうがために浮き上がることができず溺れてしまうと思っていた。しかし話をよく聞いてみると、もちろん飛び込む前に肺の空気を吐き出したりして空気を保っていないと溺れるが、仮に浮けたとしても自力で泳いで陸まで戻るのは、方向がわからないから難しいという話を個人的に聞くことができ、新しい発見だった。夏休み、海に行くかもしれないので、そういうこともしっかりと頭の中に入れた上で、楽しみたいと思う。
また、この講習会の模様は7月18日(金)のTBS「Nスタ」で一部放送される予定です。