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中学生による「ケルネル田圃日誌」~冬ver~

本校中学生によるケルネル田圃の観察日誌の冬バージョンです(3回目の投稿です)。冬の生き物????どのような生き物が登場するのでしょうか?今回の記事は中学2年生と中学1年生による観察日誌です!

(※記事は少し前になりますが、12月下旬のものになります)

≪ケルネル田圃日誌~冬ver~≫

こんにちは!

冬になって気温が下がり、過ごしやすくなってきました。そんな中、水田に行って見たのですが、、、

なんと、、、

 

虫がいない!

こんなマダラカマドウマや、ハネカクシしかいません。

彼らはと言うと、、、

もうすっかり弱って、コンクリートにしがみついています。もう探しても3匹しか見つかりませんでした。足が完全にそろっているものは一匹もおらず、つかまっているのも大変そうです。

夏はあまりに多くて愛想をつかし、退治してくれるカマキリを探したこともありましたが、今会うと、唯一の知人に会うような感じで、本当に悲しいというか寂しいというか、、、

最後に近づくと思いっきり飛んでいきました。

 

1年間本当に有難うございました。

来年もまた会いましょう。

 

こんなわけで、虫の話が出来ないのです。

 

そこで!

今回、鳥に詳しい一年生のT君に協力してもらい、鳥の話を描くことにしました。

駒場の公園で見た鳥の話なので、どちらかと言うと、「駒場野公園観察記」の方が内容に即しているかもしれません。

それでは早速鳥の話に。

いつもと違い、到着したのはまだ日が出るか出ないかというくらいの早朝。まだ暗く、電灯がついています。

 

虫の場合、体が温まってから出てきてくれるので、日が昇ってから見ているのですが、鳥は鳴き声が通るので、早いほどいいようです。

 

さて、T君と合流して、上を見ると!

ツグミです。

たくさんいます。

昔、本で、ツグミは焼き鳥にするなどの目的で、カスミ網で大量に殺されてしまった、という話を聞いたことがあったので、調べてみると、今では研究目的で、さらに資格を持った人がすること以外、一切禁じられているようですが、未だに密猟は絶えないようです。透明な(鳥には見えない)網をはり、その細い糸に絡まった鳥を捕まえる、という、ひどい方法。鳥が痛そうです。

 

ツグミは、茶色っぽくて、目のところに筋が入っているところなど、味のある色形の鳥です。

 

よく見ると、小さいのもちょこちょこ飛んでいます。

メジロだ!左上と右下に二羽写っています。

小さくて、黄緑で、何度見てもかわいい鳥です。

小鳥は、大体いつも動いていて、見ていて飽きないです。

 

おや、ぼさぼさ頭が見えます。

ヒヨドリです。みかんの横にいるおなじみの鳥。

暗くてシルエットだけですが。

このヒヨドリ、鳴き声がとにかく面白くて、ピッピッピーピピピッと叫んでいます。

こう書くとなんでもないようですが、聞いたらちょっとびっくりします。

実際、この前登校中に聞いてびっくりしました。その時の写真がこちら。

一生懸命鳴いているのが伝わります。

 

さて、鳥もだいぶ移動していったので、こっちも動きます。

 

水田横に行くと、沢山鳥がいます。

またツグミです。ずいぶん低い枝にとまっています。

よく見るとあっちにもこっちにも。

おや、またさっきのぼさぼさ頭。木の実をくわえています。おいしそうです。

ヒヨドリは飛び方が面白くて、羽ばたいては羽根を閉じて下に落ち、また羽ばたいては下に落ち、と、波のような形で飛んでいます。

むむっ

お、

ツグミだ!

地面をつついています。

本当はもっともっといるのですが、写真を見てもこれだけしか見つけられないのが悔しい、、、保護色の強さを実感します。

探してみて下さい!

さっきまでずっと木の上にいたのですが、ツグミは地面が得意です。落葉の下に首を突っ込んで、虫や木の実を食べているようです。

10羽ほどが固まって動いていて、まるで地面がちょこちょこ動いているように見えました。

ほら!

地面でちょこちょこ走っているので、たまに一瞬セキレイと間違えてしまうことがあります。ちなみにこれは荒川です。これを見ると、ツグミの綺麗さがよくわかると思います。

 

歩いて行くと、地面専門のあの鳥が。

鳩は鳩でもドバトです。

ドバトは外来種で、在来種はキジバトなのだとTT君が教えてくれました。そうなんですねー、面白い話を聞きました。

ちなみに、こちらがキジバトです。

なるほど、色がきれい。確かにキジのようです。

街中で見るのはほとんどドバトで、キジバトはちょっとした林によくいるように思います。外来種の強みですね。

ひょっとしたらこの駒場野はキジバトが気持ちよく住める少ない場所のうちの一つなのかもしれません。

調べてみたら、原産地はアフリカ北部,中近東,中央アジア,南アジア,中国西部で、もともと野生のカワラバトという鳩を家禽化したもののようです。

侵入時代はなんと!

大和時代、飛鳥時代。道理であまり外来種という話がされないはずです(これまで聞いていなかっただけかもしれないですが)。

話はずれますが、駒場野でこんな鳩を見たことがあります。

白い!

目立ちますね。

街中で見かけた人も多いのではないでしょうか。

 

外来種でもう一つ。

これももう人になれたのか、すぐ近くに飛んでいました。

さて、藪の横を歩いていると、T君が何かに気が付きました。

どこ?どこ?

おっ!

お判りでしょうか。

藪の中をジ、ジ、といって跳ねまわっています。

しかし藪の中でむやみに飛ぶので、姿も見えず、写真も撮れず、、、

こういう時、鳥に、悪気はない、ってことを伝えられたらなあといつも思います。姿を観察したいだけなのに。

これはウグイスでした。

ウグイスは、どっちかというと桜とかにとまってホー、ホケキョと鳴くイメージだったのですが、完全にひっくり返されました。

相当このイメージはメジロに引っ張られてますね。

春とかに、登校中駒場野を通ると、必ずと言っていいくらいホー、ホケキョと鳴く声が聞こえます。

あれ、よくホーホケキョと書かれますが、聞いていると、フー、みたいな音でで一瞬切ってから、ものすごい速さでホケキョッと鳴くのです。たまに早すぎてケキョッっと聞こえることもあります。このホケキョッの活舌の良さにはいつも驚きます。

だから、一番近いのは、フー、ホケキョッ!だと思います。                    

 

さていつの間にか日が昇っていました。

朝日に照らされ輝くケルネルを見ていると、流れになにやら鳥影が!

シジュウカラです。気持ちよさそうに行水。真冬なのに寒くないのでしょうか?

と思ったらまた別の鳥影が。

これ、最初に出てきたあの子ですね。

おっ二羽に増えましたね。やはり群れで一緒に水浴びでしょうか?

 

とメジロを眺めているうちに、駒場の地を代表すると言っても過言ではない鳥が来ました。

この紅葉が似合う色柄の鳥、ヤマガラと言います。

秋には、ケルネルの周りで必死に木の実をつっついておりとても微笑ましい。

至近距離で水浴びしてくれました。こうしてみると足の指が長い気がしてきます。

ヤマガラは他のカラ類に比べて警戒心が薄く、場所によっては手に乗ったりするそうです。

他のカラ類、例えばコガラやヒガラといった山に生息するカラ類も

人の手や頭に乗ることがあるのですが、シジュウカラだけは人と一定の距離を

保っている気がします。それがこの都会で生き抜く術なのでしょうか?

ちなみにヒガラもケルネルの脇にある木で一度だけ確認しています。

 

と、話がそれているうちに水路脇に別の鳥が来ていました!

 

キセキレイです。画面中央少し左にいますね。

 

このキセキレイ、ケルネルの上流にある池がかいぼりされてから、

定期的に現れるようになりました。

写真右手の水路経由で足洗場を含め水をほとんど抜いたため、

残った水たまりに魚や虫が集まり大渋滞を引き起こしている模様。

それを一網打尽にしに来たのだと思います。

 

同じ理由で、カワセミやコサギなどもやって来ます。

浅くて小さな水たまりにカワセミが飛び込むのは見ていて面白いですが、

たまにかなり大きな魚を加えていたりしてぎょっとします。

キセキレイとほとんど同じ位置に、なにやら小鳥が。

ジョウビタキの雌です。めがくりくり。

この子は、ケルネル田圃で越冬している個体です。少し水を飲んでいなくなりました。

 

おおっ!この子は…

例のぼさぼさ頭!田圃に残った水を飲みに来たようです。

ぼさぼさ頭が去ったあと、ケルネルは再び静寂に包まれました。

どの鳥も同じタイミングで一斉に水浴びや水飲みを始めるのってなぜなのでしょう。

ゆずりあいをすれば良いのに…

 

水浴びの観察を終え、気を取り直してケルネルの北側を歩いていた時、

頭上で何かが飛翔!慌てて確認すると…

シメがいました!ツグミ、ジョウビタキに次ぐ冬鳥の代表格です。枝被りまくり…

飛んでいるとき、羽の裏にある青っぽい色が目立ちます。                  (T)

 

せっかくなので、田圃の話も。

え!

なんと!

凍っています!

びっくりしました。

水場と違って止水は凍りやすいのでしょうか。

霜の溶けたようなのもありました。

 

さて、もうそろそろいつもの朝の雰囲気です。

水場から離れて歩いて行きます。

ふと気が付くと、コン、コン、という音が。

おっ!

これなんだと思いますか?

キツツキです!

コゲラというそうです。確かにこの背中の縞縞模様はキツツキならではですね。

実はキツツキの中では、都会でも見られるような種類のよう。

キツツキは、あの木をつつく音が本当に好きです。

ドラミングというそうですが、ドラムとはまたちょっと違った気もします。

首がばね仕掛けのおもちゃのように動いて、コンコンココココココ、、、と、だんだん音が細かくなって行くのです。

強いばねを壁に着けて手前に引いて放すイメージに近いです。

首が痛くならないのでしょうか。

この個体はウロをつついています。

見ていてびっくりしたのですが、木の幹を移動する時の動き方がすごいですね。

すすすすす、、、と幹をすべるように、尾羽をぴったりくっつけたまま動いていくのです。

キツツキに会う機会があったらぜひ見てみてください。

 

そして、またかわいいやつが!

しっぽが長い!

この薄いピンクがかわいい鳥、エナガです。

エナガと聞くと、シマエナガ、雪エナガを思い出して、ああ、という人も多いのではないでしょうか。あの白くて丸い鳥です。

実は道民なので、シマエナガを本屋さんなどでよく目にしました。

あれは北海道に住んでいるもので、本州のエナガはこのエナガです。

違うのは、何といってもその顔。

シマエナガは顔が真っ白なのに対して、エナガは、ほら!

顔にすじが入っています。

これはこれで格好良くて好きです。

結構近くまで来てくれて、1mくらいしか離れていない木でぴょんぴょん跳ねていたのは本当にうれしかったです。

 

それでは最後に。

この鳥、ツグミの中に混じっていたそうです。

T君が教えてくれました。

全く分からず、、、

すごいなあ、と思っていて、素人ながらその日から公園を毎朝うろうろしていたらついに巡り合えました!!

嬉しい!

この鳥、シロハラというそうで、ツグミの仲間だそうです。

日陰の藪が好きなんだとか、、、

確かにツグミの面影ですね。

シロハラで思い出したので、もう一つ鳥を。

この鳥、なんだと思いますか?

正解は、アカハラです!

白いお腹だからシロハラで、赤いからアカハラという、いかにも単純な名前の付け方、、、

やっぱりツグミの雰囲気、、、

 

という事で、今回はここまで。

T君のおかげで、鳥が面白くなりました。

よく知っている人と一緒に鳥を見ていると、絶対に気が付かないような鳥でも見つけて教えてもらえるので、本当に楽しいです。

鳥も本当に面白い世界ですね。

T君、本当にありがとうございました!

 

※写真を撮影したのも本文を書いたのも本校の生徒です。ケルネル田圃での楽しみ方を紹介しました。

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