学校のようす
スイスWettingen高校との交流
2026年3月23日 更新
スイス Wettingen高校との国際交流プログラム(2026.3.10 – 3.16)
2026年3月10日から16日にかけて、本校高校2年生30名がスイスのWettingen高校を訪問し、授業参加や共同研究を通じた交流プログラムを実施しました。
Wettingen高校はチューリッヒ近郊に位置するギムナジウム(大学進学を重視する中等教育学校)です。今回の交流は、同校の理数クラス担任教諭による「日本の生徒と理数分野の共同研究を行いたい」という発案から始まりました。2025年2月の打診以降、両校で協議を重ねる中、5月にはスイスの助成団体「Movetia」の支援が決定しました。これにより、旅費の大部分が助成される形で双方向の交流が実現しました。2025年10月には、まず同校の生徒30名が本校を訪れ、授業体験やグループワークを通じて親睦を深めており、今回はそのプログラムの後半として本校生徒がスイスを訪問しました。
本プログラムの核となる共同研究では、「数学的モデリング」「IoTデバイスの設計」「高度アルゴリズムの実装」が軸となりました。具体的には、人口動態や気候変動といった社会課題の数式化から、大陸間を繋ぐスマートシステムや遠隔観測デバイスの開発、さらには量子コンピューティングや線形計画法による最適化まで、理論と実践の両面から複雑な課題を解決する手法を幅広く研究しました。10月の来校時から継続して進めてきた研究成果を、今回の訪問時にグループごとにプレゼンテーションしました。
また、研究交流に合わせ、スイスにある研究施設を視察することができました。3/11にはジュネーブに移動し、CERN(欧州原子核研究機構)を訪問。ガイドツアーに参加し、世界最大の加速器を間近で見学しながら、その歴史や仕組みについて専門的な解説を受けました。また、同施設で研究している本校OBと道端で再会するという嬉しいサプライズもありました。
3/13にはスイス北東部にあるPSI(ポール・シェラー研究所)を訪問し、現地で素粒子物理学の研究に従事している本校OBから、最先端の研究内容について直接講義を受けました。CERN訪問で掴んだ断片的な物理学の知識を、日本語による丁寧な説明で補完する貴重な機会となりました。
スイス滞在中、図らずも複数名の本校OBに会うことができ、生徒にとって将来のキャリアを考える良いきっかけにもなりました。
5泊7日という限られた期間でしたが、研究を中心とした極めて密度の濃い時間を過ごすことができました。この貴重な経験を糧に、両校の生徒たちが国際的な視野を持った科学者へと成長していくことを期待しています。