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水田学習

田植えを行いました

今年度の田植えについては5月連休後まで悩みましたが、生徒の安全を第一に考え、6月上旬の田植え実習は、機械植え(田植え機)での実施を決め、進めてきました。また、毎年代掻きをお願いしている農家の方を今年度は東京にお呼びできないと判断し、耕起、代掻き、田植えを本校教員が行うことに決めました。各関係機関が止まっている状況でしたので、実施当日まで実現できるかどうか分かりませんでしたが、5月23日(土)に無事田植えを終えることができました。

当日は、技芸科、中1担任団、高1担任団、校長、副校長、総務部、生物科の教員による田植えとなりました。密にならないよう、そして私たちの健康面も配慮しながらの実施となりました。田植え機による田植えは本校では初の試みです。また、ケルネル水田は小区画の圃場であり、小型機械で操作することは困難であることも初めて分かりました。田植え機が入れない畔付近の田植えは手作業による田植えを行いました。

田植えが実施できたことにより、もし7月、8月と状況が改善されていけば、生徒による夏の除草や秋の稲刈りの実施ができるかもしれません。また、これまでの活動(播種・耕起・代掻き・田植え)や、これからのイネの生長の様子については、各学年のホームページやgoogle classroomによるオンライン学活の中で共有し発信していく予定です。休耕も視野に入れながら2か月間検討してきましたが、水田が一年間手つかずの状態にならず、また水田の機能を落とすことなく、将来のために維持していくことができたと考えています。

開校以来74年間行ってきた水田稲作実習は本校の伝統です。明治11年に開校した駒場農学校から考えると143年の歴史になります。この水田はわが国最初の試験田・実習田として、近代日本の発展を支える淵源の一つをなしてきました。これからも近代農学研究・農業教育発祥の地としての誇りを忘れずに、力強く進んでいきたいと考えています。

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