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水田学習

脱穀・籾摺りを行いました

11月13日(金)の10:00~15:40にかけて、中学1年123名(1クラス41名×3クラス)と高校1年(高校からの入学生41名+高校水田委員)による脱穀が行われました。今年は新型コロナウィルスの影響に加え、田植え・稲刈り・脱穀と3回にわたり雨天延期となり、その都度計画を練り直すという、厳しい状況で進めてきました(※脱穀は当初文化祭前の10月23日(金)を予定していました)。 稲刈りを行ってから約1か月間は、校内に設置した稲架で天日干しを行いました。3段組みの稲架は高さ3.5mほどあり、1反7畝の田圃から刈り取った稲束を稲架全体にかけています。脱穀には本校が所有している脱穀機を使用しています。

エンジンは手動で始動するものを使用しています。古いものではありますが、脱穀機やエンジンの技術的な仕組みが視覚的に理解しやすくなっています。駆動部であるエンジンの回転軸と従動部である脱穀機の回転軸を一軸に合わせ、そこにベルトを用いて動力をつなぎます。途中ベルトに松脂をつけることや、エンジンの位置がずれないように杭を打ち込むなどの工夫を行います。また、脱穀機が詰まってしまわないように、直前で水田委員が稲束を広げることや、籾を取り除いた大量の稲藁を引き取ってもらうため、規則正しく稲藁を並べていきます。本年度は感染症対策として、並ぶ際の間隔や場所も指示しながら作業を行いました。脱穀は1クラス約2時間分を担当し、丸一日かけて作業を行いました。

11月17日(火)と11月18日(水)の放課後には、籾摺り機を使用して籾摺りを行いました。籾摺りとは、籾からもみ殻を取り除いて玄米にする作業です。籾摺りは高校1年水田委員が担当しました。集まった玄米は米袋に入れ、台秤で計量を行います。1貫3.75kgの重りを用いて、お米の重さを量ります。

脱穀・籾摺りが無事に終了し、本年度の水田稲作学習が終了しました。梅雨の長期化、生徒の健康面を第一に考え進んできたため、収穫量は多いものではありませんでしたが、休校期間を経て生徒の手による稲刈り、脱穀を実現することができました。教員による播種、代掻き、田植え、生徒による(田植え)、稲刈り、脱穀を行ったことにより、高校3年69期、中学3年72期の卒業式、令和3年度入学式のお祝いとして振る舞う赤飯の準備が整いました。

令和2年度もケルネル田圃を維持し、お米の収穫まで辿り着いたことをご報告いたします。

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