筑波大学附属駒場中・高等学校 数学科ホームページ

文部科学省 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

高校と大学をスムーズにつなぐ数学カリキュラムの開発に取り組んでいます。


本校では,これまでのSSH研究を踏まえて

(1)科学的リテラシーを育成するプログラムの実施と普及
(2)先端技術・研究の成果を活かした授業の実施と普及
(3)開発したカリキュラムの普及と研究交流
(4)クラブ活動などの生徒の自主的な活動の支援
(5)研究成果発信のための情報環境整備
(6)これまでの研究内容の評価

を柱として,今年度の研究を推進しています。

本校数学科では,

1.統計教材<データに潜む特徴をつかむ>の開発
2.微分方程式教材<微少な変化をとらえる>の開発
3.数学特別講座
4.大学訪問
5.数学科学研究会の支援
6.SSH普及事業
を行っております。

なお,数学科学研究会の支援には筑波大学数学系(http://www.math.tsukuba.ac.jp/)の支援も受けています。

新着ニュース

第46回国際数学オリンピック メキシコ大会 日本代表選手6名決定
 本校の高校生4人と中学生1人が選ばれる!!(New)


なお,平成16年度より,本校高校生の数学オリンピックへの参加には,SSH事業より参加費が支給されるようになりました。
(財)数学オリンピック財団http://www.imojp.org/

平成17年度 SSH

<数学特別講座>
第17回特別講座(7月8日(金)13:30〜15:00)
「統計学と機械学習理論とモデル選択」
―賢すぎる人工知能は賢くない!?―
 講 師:小 林 景 先生
(統計数理研究所、本校44期卒業生)
内容:内 容:
身の回りで,統計学や機械学習理論が応用されている例を探してみる.パターン認識理論の一つ,静脈認識は銀行のATMで実用段階に入った.符号理論のおかげで,CD10枚分の音楽データがCD1枚に圧縮できる.時系列解析を用いれば,株で大儲けできないまでも,大損はしないですむかもしれない.
 この講演の目的は,上にあげたような具体例を詳細に説明することではない.これらに共通に用いられている統計学および機械学習理論の「モデル選択」という概念,その理論を紹介する.
 実際に応用上,複雑すぎる統計モデルは適当でなく,賢すぎる人工知能は使えないことが知られている.よって,適度な「複雑さ」「賢さ」を求めることが必要であり,そのための理論がモデル選択理論である.
 ところで,そもそも人工知能の真の「賢さ」とは何だろうか?
今回の講演では,簡単な統計モデルの例をあげながら,その一つの答えを説明する.

第18回特別講座(7月11日(月) 10:40〜12:10)
「2階線形常微分方程式が定義する多項式達」
  ―多項式の世界へようこそ!―
 講 師:渡邊 公夫 先生(筑波大学)
内 容: 
  量子力学のテキストに現れるエルミート多項式やラゲール多項式を初めとして、振り子や光の回折現象のような身近な現象の説明にも特殊関数が現れる。それらは当然ながら微分方程式で記述されることが多い。このような物理の問題を解くには、微分方程式の級数解法が有効であり、実際的でもある。
  高校で学習する初等関数からも面白い多項式が現れる。三角関数の加法定理からはチェビシェフの多項式を初めとして、4種類の多項式が得られた。これらを微分方程式の級数解法の立場から見直し、因数分解を試みる。今回はさらに、双曲線関数及びそれらの類似から得られる多項式を微分方程式の級数解法を利用して、考察してみよう。

平成14年度 特別講座
平成15年度 特別講座
平成16年度 特別講座