この発表会は、東京都から新たな試みとして提案されたものである。本校では、総合学習の時間に各自が課題研究に熱心に取り組んでいる。研究の成果は素晴らしいものが多いが、サイエンスコミュニケーション能力が不足している者もいるので、このような研究交流の場に参加して、自身の研究内容をどのようにして他者へ伝えればよいのかということを理解するきっかけ作りとした。
この発表会の目的は、下記の三点である。
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入庁証(各校の参加者名が入ったもの)、出席予定者名簿、口頭発表用ファイル、口頭発表レジュメ(500部)、学校の取組(500部)、ポスター発表用ポスター、展示物、画鋲、名札
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初めての企画であったので、口頭発表やポスター発表などの形式、運営やその補助の人員確保など検討事項が多々あり、一つずつ確認していきながら当日を迎えた。教員は各校から2名、生徒は各校から3名の参加が義務づけられ、それぞれが受付・誘導・音響・救護などを担当し運営した。
この発表会へ参加して、課題として気付いた点をいくつかあげておきたい。
学校としてSSHに、どのように取り組んでいるのかということについての発表を行い、個々の研究についてはポスター発表で行うという点について担当者会議での合意があったが、複数校の発表が具体的な研究発表となってしまった。
12月16日までに上記の“用意しなければいけなかったもの”を作成し、高等学校教育指導課まで送付しなければならず、2学期末の成績提出や、SSH情報交換会(学術総合センターにて開催)などが控えている多忙な時期での開催には無理がある。
運営の補助業務を分担することは問題ないが、受付や誘導(都庁1F)などを行っている間に、指導してきた生徒の発表や特別講演を聴くことが出来ない例があった。
日曜日の都庁ということで、自由度が低かった。せめて、この発表会を発足させた幹事校での発表会として頂きたかった。但し、学校での開催となると、都庁開催よりも一般の方の参加が難しくなる懸念がある。
調べ学習程度のものから高校生レベルを大きく超えているものまであり、学校間での研究内容に大きな差を感じた。あまりにも研究内容に差がありすぎると、発表を行ってもフィードバックが得られないので、コミュニケーション能力の育成にはつながらないので、十分な検討が必要である。
今回の発表会形式で果たして取り組んでいる研究などに対しての意見交換が出来るのか。あまりにも時間的制約が厳しすぎて、その余裕は感じられなかった。生徒を育てるのが目的であるならば、SSH校以外の学校でも素晴らしい研究を行っている学校もあるので、それらの参加も検討すべきである。
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上記のように、継続的な発表会運営にはいくつかの問題点があるが、発表や運営補助として参加した生徒たちは、研究発表とはどのようなものであるのかということは感じ取っていたようである。今後は、このような場を通して他校と共同研究できるかどうかなど、一歩踏み込んだ形で参加できるように指導していきたい。