5年計画の第2年次は、試行段階と位置づけ、研究内容の柱(ⅰ)(ⅱ)および(ⅴ)について、本格的に実施するための準備を進めるとともに、一部内容を試行した。また、柱(ⅲ)および(ⅳ)については、これまでのSSH研究の評価をふまえ、継続的実践・改良・普及を進めた。以下、研究内容の柱に沿って概略を報告する。
校内プロジェクトⅠ教育実践1および研究部を中心に、少人数制の授業に効果的な教育環境の充実、カリキュラムの作成、異学年交流を円滑に導入するための授業方法等の研究を継続し、下記のような発表・交流の実践を行った。
校内プロジェクトⅢ・教育支援1を中心に、北京師範大学附属実験中学との生徒研究交流会を実施した。また、生徒の国際科学オリンピック、科学コンクールへの参加の支援を行った。さらに、インターナショナル・サイエンス・フェアに生徒を派遣するとともに、筑波大学等の留学生との研究交流をはかった。
講演会・実験講座の内容を精選するとともに、低学年向けプログラムの充実をはかった。
「科学者の社会的責任」、「情報伝達」、「スポーツ科学」をテーマとした講演会を実施した。また「科学者の社会的責任」をテーマに広島でのフィールドワークを実施した。
以上のプログラムのうち、校内で行われた講座・講演会は、「サイエンス・コミッティ」(本校の有志生徒・おもに科学系のクラブに所属する生徒や希望者)により、プログラムに関する評価を受けた。これらの評価に基づき次年度以降のプログラムの企画・運営を行う。
SSH5年間で開発してきた教材「統計」「微分方程式」等の授業を実施し、改良を試みた。全国のSSH校から教員の参加者を集めて課題研究に関する研究協議会を本校で開催した。和算をテーマとした教員向けワークショップを実施し、教育研究会でも教材の普及・教員間交流を行った。このほか、北海道札幌東陵高校での研修会を実施した。筑波大学大学院数理物質科学研究科の大学院生を受け入れ、教職インターンシップも実施した。
新しい実験教材を紹介する教員対象の実験研修会を化学科・生物科で企画・開催した。SSH5年間で開発した実験教材による授業実践を継続し、一層の改良を試みた。また、筑波大学大学院生命環境科学研究科大学院生を受け入れ、教職インターンシップを実施した。
メカニクス、エレクトロニクス、ITの3者が複合する学習プログラムとして、「1ボードマイクロコンピュータを用いた3Dプロッタ制御による製品設計と製作」をテーマとした高校生向けワークショップを実施した。
以下の内容について研究開発を行った。
これまで開発した高校での教材を踏まえた、中・高をなめらかにつなげる中学生向け教材の開発(2)
これまで開発した高校での実験教材を踏まえた、中学生を対象とした実験教材の開発(2)
科学的教材を利用した授業の実践と生徒の発表能力の向上をめざした。百科事典、科学的教材、論文などの文献収集を行い、それらを教材にした授業を展開した。
平成20年度の生徒の活動結果を以下に記す。( )内は受賞時の学年
海老沼五百理(高2)とともに国際化学オリンピック代表候補となる。
辻賢太郎、檜垣元秀、滝聞太基、中須賀謙吾(高1)、宮崎俊平(高2)とともに国際数学オリンピック代表候補となる。
滝聞太基、田原拓樹(高1)、周礼賛(高2)、原将己(中2)とともに国際情報オリンピック代表候補となる。
今年度は、下記のように活動した。
東京海洋大学、東京大学、ブリティッシュカウンシル各1名、筑波大学3名の方々にお願いした。運営指導委員6名と校内推進委員15名で開催した。
第1回7/12、第2回1/31
校内プロジェクトⅠ教育実践1および校内プロジェクトⅢ教育支援1を中心にSSH事業の一部(研究内容の柱(ⅰ)および(ⅱ))を担当し、4つのプロジェクトが下記のように活動した。
筑波大学・附属学校連携委員会駒場連携小委員会においてもSSHに関連して筑波大学所属の先生方と様々な意見交換を行った。
第1回6/14、第2回10/4、 第3回2/7