数学特別講座『数学に現れる対称性』

2016年12月19日(月)実施
講師: 大島芳樹氏(東京大学カブリ数物宇宙研究機構特任研究員・本校52期卒業生)
参加者: 中1から高1までの希望者39名
場所: 50周年記念会館

内容(生徒配布パンフレットより):
 自然界は花や蝶など対称性を持った形にあふれています。人工物でも建築やデザインなどに対称な図形が使われていて、美しさや安定さを感じることがあります。数学の世界でもしばしば対称性が現れます。線対称、点対称、回転対称など様々なタイプの対称性がありますが、それらは「群の作用」という抽象的な言葉で記述されます。図形の対称性だけでなく数や関数の対称性も考えることができて、ここ何十年かの数学や物理では、対称性を利用することが非常に役に立つことがわかってきています。たとえば対称性なしでは到底計算できないような量や解けない方程式が、対称性を利用することで解を求められるということがあります。また一方で、対称性を仮定することで大きく発展している理論もあります。
 今回は、数学において対称性をどう扱うか、またどのように対称性が現れるかをいくつかの例でご紹介したいと思います。

おすすめの本(当日配布資料より):
・「数学が生まれる物語」 「数学が育っていく物語」  志賀浩二著
・「フーリエの冒険」  トランスナショナル・カレッジ・オブ・レックス著
・「数の不思議―初等整数論への招待」  遠山啓著
・「フェルマーの最終定理」  サイモン・シン著
・「シンメトリーの地図帳」  マーカス・ドュ・ソートイ著

講演の様子1

講演の様子2